短期間・低コストで自社アプリ開発!ノーコード・ローコード開発とは。

ノーコード・ローコード開発という言葉をご存じですか。ここ1年ほどで、このノーコード・ローコード開発という言葉が国内でもよく聞かれるようになりました。

通常、アプリ開発をするためには、プログラミングに関する知識や技術が必要になります。プログラミング技術を習得するのは容易なことではなく、少なくとも1,000時間は必要と言われています。

しかし、ノーコード・ローコード開発ではプログラミングの高度な知識や技術が不要で、クリックやドラッグ&ドロップのみで誰でも簡単にアプリ開発をすることができます。

よって、ノーコード・ローコード開発では、短期間かつ低コストで自社のアプリ開発が行えます。

お薦めツール「kintone」

出典:kintone

現在、ノーコード・ローコード開発を実現するために、海外を中心にさまざまなツールが開発されています。
その中でも私がお薦めするのは、サイボウズ社の「kintone」(キントーン)です。

kintoneは、2011年11月にリリースされたクラウドサービスで、現在1万6,500社で利用されています。「3分でできる業務システム」としてローコード/ノーコードを提供し、直近では大阪府が新型コロナウイルスの対応状況管理システムとして採用しています。

kintoneは、マウスでドラック&ドロップ操作をするだけで業務アプリの画面を作成することができます。例えば、取引先の情報をまとめるアプリを作りたい場合、取引先名や住所、電話番号、訪問履歴などを入力する欄を、マウス操作だけで簡単に作ることができます。

また、アプリを作った後でもちょっとした修正であれば、kintoneの使い方を知っている人がすぐに直せてしまうので、アプリ保守も比較的簡単に運用することが可能です。

「kintone」の活用例

作ったアプリは、スマホからでも確認することが可能です。

サイボウズ社から無料のスマホアプリが提供されていますので、そのアプリを使用すれば営業の商談報告、店舗や工事現場などの写真を添付した状況報告など、オフィス外でもスムーズに業務が行えます。
また、事務所のパソコンで入力した情報もすぐにスマホで確認することができます。

そして自分宛の情報や、更新情報がプッシュ通知で届くので、どこにいても自分の確認すべき情報をキャッチでき、外出先でもチームの仕事を止めません。

さらに、kintoneを導入すると散在するExcelデータや煩雑なメール、紙の書類の山など、バラバラになりがちな情報を1つにまとめることができます。

データがどこにあるのか探す必要がなくなるため、作業時間を短縮することができます。メールにExcelデータを添付したり、紙の書類を回したりすることなく、Webブラウザ上ですべての仕事を進めることができます。

kintoneは無料で30日間お試しができます。クレジットカードの登録は必要なく、メールアドレスさえあればすぐに始めることができます。