こころの健康「メンタルヘルス」とは  ストレスを見過ごさず、自分らしく生きるために

ビジネス こころと体の健康増進室【 連載 FILE 002 】

「私のこころは健康です」と迷わず言い切れる人はそんなに多くないと思います。元気だけれど「健康」なのかと考えると、「YES」と言うのを躊躇してしまう人もいるのでは。今回はこころの健康=「メンタルヘルス」について考えてみたいと思います。

メンタルヘルスの健やかさを保つための生活習慣とは

まず、こころの健康に保つためには、下記のような点を意識しながらの生活を心掛けましょう。

  • 良質な睡眠(1日6~7時間程度)
  • 1日3食バランスのとれた食事
  • 適度に体を動かす
  • 長時間労働をしない
  • 趣味など自分が夢中になれることをもつ
  • 入浴はシャワーだけで済まさずに、湯船につかって疲れを取る
  • 何でも完璧を求めず、失敗の中から良かったことや成功点を見つける
  • 自己肯定感を上げる
  • 仕事以外に生きがい、やりがいを見つける

当たり前のような内容に感じられるかもしれませんが、継続させることはとても難しいものです。こころの健康は、私たちが生き生きと自分らしく暮らしていくために大変重要なことなので、できる習慣から取り組んでいきましょう。また、こころの健康には4つの要素があると言われています。

こころの健康 4つの要素

1自分の感情に気づき、それを表現すること(情緒的健康)

2その時々の状況によって適切に考え、問題を解決できる(知的健康)

3他人や社会と建設的で良い関係を築けること(社会的健康)

4|人生の目的や意義を見出し、主体的に自分の人生を選択できること(人間的健康)

この4つがバランス良く保ててこそ、こころの健康が維持できているといえるでしょう。仕事や家庭でストレスを感じた場合は、我慢したり、「これくらい大丈夫」と軽視したりせず、心が疲れ切ってしまう前に対処することが大切です。