【2021年版】マーケティングの種類を戦略別で分かりやすく解説!

「マーケティング」という言葉はビジネスシーンの中で多々使用されます。「マーケティング」を正しく理解することは、ビジネスシーンで役に立つだけではなく、売り上げアップにもつながります。誰もが一度は耳にしたことがあるであろう「マーケティング」の種類について、2021年度版最新の情報を戦略別に分かりやすくお伝えしていきます。

  • WEBマーケティングとは何かが分かる
  • リアルマーケティングの意味が分かる
  • インターネットマーケティングの意味が分かる

マーケティングとは?

 マーケティングとは何かと聞かれた時に、「宣伝広告」や「リサーチ」、「戦略」などと思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。これらの理解の仕方は間違ってはいませんが、マーケティング全体のことを示しているわけではなく、マーケティング全体から見たほんの一部分の機能にすぎないのです。

日本マーケティング協会の定義によると、「マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である」と述べられています。この文章を読んで完全に理解できる人は少ないかもしれません。つまり、簡単な言葉で要約するとマーケティングとは、「(消費者の)必要なものを(消費者の)必要な時に、提供できる仕組みをつくること」を指します。言い換えれば、「売れるための仕組みづくり」です。消費者が商品やサービスを選び購入するまでの過程のことをマーケティングというのです。

しかし、商品やサービスを選んでもらうといっても、企業が強引に商品を売り込み、消費者に無理やり商品を購入させてはいけません。消費者が商品に魅力を感じ、自然に買いたいと思える状況をつくらなければいけないのです。そのために、消費者のニーズをリサーチすることや、販売戦略などがカギとなるのです。

これらのWEBマーケティングの特性や基本を理解し、うまく活用することがWEBマーケティングを成功させるための秘訣です。

マーケティングの種類

一概にマーケティングといってもその手法には様々なものがあります。大きく2種類に分けることができます。

1.リアルマーケティング

リアルマーケティングとはその名の通り、消費者にリアルな場面で商品・サービスをアプローチすることを指します。街頭サンプリング・集客イベント・宣伝広告などがリアルマーケティングです。それぞれの特徴を解説していきます。

・街頭サンプリング

街頭サンプリングとは、消費者に試供品やチラシを配布して、商品やサービスを使用してもらうことで、商品への認知や購入を促す手法です。

・集客イベント

セミナーや展示会などのイベントを実施することで、話題性を生みだし、もともとその商品・サービスに興味があった顧客との接点を作り出し、自社の商品やサービスをダイレクトにPRする手法です。

・宣伝広告

テレビやSNS、新聞やラジオといったマスメディアや、電車の中吊り、駅のポスター、看板などを利用し、伝えたいメッセージを一定のボリュームで一方的にアピールすることができます。この手法は、消費者の目に触れやすい場面に掲示されていることが多いため、何度も何度も目にする中で、消費者の記憶の中に刷り込み、認知を広めていくことが可能です。

リアルマーケティングにはこの他にも様々な手法が存在します。さらに詳しい解説は次の記事をご覧ください。

2.インターネットマーケティング

インターネットマーケティングとはネットを利用して集客・販売促進を行うことの大枠を指します。SNSマーケティングやコンテンツマーケティング、デジタルマーケティング、WEBマーケティング(デジタルマーケティングの一つ)などがあります。

・SNSマーケティング

TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSを利用して、ユーザーにとって有益なコンテンツの提供や、DM(ダイレクトメッセージ)機能を利用しユーザーと直接コミュニケーションをとることで、コンテンツへの満足度や企業への印象を向上させることが可能です。しかし、SNSによって、ユーザーのニーズが異なるため、売り込みたい商品・サービスに合わせたSNSを活用することが肝心です。

・コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングとは、顧客にとって有益なコンテンツ(価値ある情報)を提供し続けることで、最終的に商品の購入などの収益に繋げるための手法です。

・デジタルマーケティング

インターネット上で行うマーケティングのことを指します。具体的には、YouTubeやInstagramにCMやバナー広告を載せることや、自社サイトに問い合わせフォームを作成し、問い合わせのあった顧客へのアプローチをDMなどを利用して行うといったマーケティング活動です。

デジタルマーケティングの要は、データを蓄積することです。広告を見た人がどのような反応をしたのかということや、どのようなサイトでどんな消費を閲覧したのかについてのデータを収集・蓄積し、そのデータを分析していくことで次の有効なアプローチを行うことができます。

・WEBマーケティング

デジタルマーケティングという大きな枠組みの中にWEBマーケティングがあります。WEBマーケティングでは、自社サイトを充実させることで、ユーザーの興味をひき、サイトへの流入から商品の購入へと繋げるための施策をWEB上で一貫して行います。

まとめ

このように、マーケティングには様々な種類がありそれぞれが持つ特性を上手く利用することが結果へと繋がります。また、技術革新によってWEBマーケティングの分野を中心に新たなマーケティング手法が次々に登場しています。しかし、今後どのような手法が出てきても、マーケティングの根底にある、お客様が自ら購入したいと思える仕組みづくりという考え方が変化することはありません。それぞれのマーケティング手法を組み合わせることも有効な手段の一つと言えます。