起業アイデアの出し方・見つけ方。例を交えて分かりやすく解説!

ここ数年で、起業する人は増加傾向にあります。
その背景には、終身雇用の崩壊、働き方の多様性、インターネットの普及により起業のハードルが下がったことがあります。

しかし、実際に起業したいと思っても、アイデアが思い浮かばない、出し方が分からず困っているという人は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、起業アイデアの出し方・見つけ方について、例を交えて分かりやすく解説します。
起業は、どのようなアイデアを出すかが鍵です。

1.「ゼロから1」を生み出すのは難しい

起業を考える時、どこにもない新しいアイデアで挑戦したいと思うかもしれません。
しかし、新しいアイデアというのは既に出尽くしており、全くのゼロから何か新しいものを生み出すことは至難の業です。

だからといって、あきらめる必要はありません。
既にあるサービスをいくつか組み合わせたり、別の視点で検討したりすることで新しいアイデアを生むことができます。
そのためには、常日頃からアンテナを張り、どのようなサービスがあるか知っておくことが大切です。

また、自分の好きなことや得意なことを基に考えることもできます。
普段なら目を向けない自分の特徴について掘り下げて考えることで、アイデアのヒントを得られるかもしれません。

2.まずは自分を知る

アイデアを考える前に、まず自分を知ることから始めましょう。
自分の好きなことや得意なことを知って生かす方が、新しく勉強を始めたり資格を取ったりするよりも時間やコストが少なく済みます。
そして、好きなことであれば、多少行き詰っても根気よく続けられ、深掘りすることができます。

これは起業した後も、ビジネスを進める上で大きな原動力となります。
ここでは自分を知る方法について紹介しますが、自分を知る作業をする段階では、ビジネスにつながるかどうかはいったん横へ置いておいてください。

まずは、自分の中にどのような能力や可能性が眠っているか知ることが大切です。

自分の好きなこと・得意なことを知る

あなたの趣味や特技は何ですか。
やっていて楽しいこと、時間を忘れて没頭することなど、思いつくまま書き出してみましょう。
現在のことだけでなく、子どもの頃までさかのぼって考えてみてください。

自分の才能を知る

子どもの頃から意識しなくても上手にできることは何でしょうか。
コツコツとした作業が得意、手先が器用、運動神経がよい、きれい好き、根気強い、おしゃべりが上手、人の面倒を見ることが好きなど、些細なことでも構いません。

自分のスキルを知る

英会話やプログラミングなど学びたいと思って学んだことを挙げてみましょう。
また、取得した資格や免許、前職で培ったことなど、これまでのキャリアで身につけたスキルも書き出してみてください。

第三者に自分のことについて聞く

ここまで考えてみても自分のことがよく分からないという人は、友人や家族、同僚など周囲の人に自分のことについて尋ねてみましょう。
自分では認識していなかった才能やスキルに気づくかもしれません。
また、自分が起業するとしたらどんなことができるか、ブレインストーミングをしてもよいかもしれません。

3.起業アイデアの出し方

自分の「才能×好き」を追求する

自分のことを知ることができたら、それらを基にアイデアを考えてみましょう。
例えば、自分の好きなことが「羊毛フェルト」で、才能が「コツコツとした作業が得意」、スキルが「前職はWebデザイナー」だった場合、自分で作った羊毛フェルトのマスコットを、自分の制作したホームページで販売することが考えられます。

もしスキルが「教員免許あり」だった場合は、羊毛フェルトの教室を開いて、生徒を集めて教えるという発想もできます。自宅のスペースを使えば、場所を借りるコストも抑えられます。

ただ好きでやっている趣味も、才能やスキルと組み合わせることでビジネスにつながるかもしれません。いろいろ組み合わせてみて、自分に何ができるのか可能性を探ってみましょう。

既存のサービスを2つ以上組み合わせる

私たちが目にするサービスの中には、複数のサービスが組み合わさったものがたくさんあります。

その最たるものが、コンビニエンスストアです。
コンビニの業種は小売業ですが、銀行ATMがあったり、宅配便が送れたりするなど、1つの店舗にたくさんのサービスが詰まっています。
また、フリマアプリ「メルカリ」は、宅配業「ヤマト運輸」と組むことで配送面を強化し、さらにコンビニ「セブンイレブン」と連携することで受付など配送にかかる手間を大きく削減することができました。

このように、既存のサービスを組み合わせることで、さらに便利なサービスを生むことができます。あなたの周りにあるサービスを「さらに便利にならないか」という視点で見直してみましょう。

不便や不満を解決する

普段の生活の不便や不満をビジネスにつなげる方法もあります。
代表的なものとしては、代行業が挙げられます。

平日は働いていて家事をする時間がないという人の悩みを、家事を代行することで解消します。
また、共働きやひとり親で子どもの面倒を見ることが大変な人には、ベビーシッターが子どもの世話を代行します。

最近出てきたものとしては、デリバリー代行「Uber Eats」があります。
また、家事に関する「めんどくさい」を解消できるようなグッズを考え商品化するという方法もあります。
最近では、そのような便利グッズが多く考案され販売されています。

些細なこと、共感を得られないようなことでも、同じように感じている人がいるかもしれません。身の回りに不便なことや不満に思っていることはないか探してみましょう。

既存のサービスの改善の余地を探る

既存のサービスでも「こういうものがあればいいのになぁ」という改善点を探ってみましょう。
大規模な市場を持つ既存のサービスでは、起業しても生き残ることはできません。

しかし、大きな市場の中の特定のニーズを持つ隙間市場(ニッチ市場)であればチャンスはあります。
例えば、左利きの道具店やバルミューダ社のトースター、軒先パーキングなどが挙げられます。
これらはいずれも既存の商品やサービスから、特定のニーズに対応することで差別化できました。

競争相手が少ないためうまくいく可能性はありますが、長期的に見てコンスタントにニーズがあるか、成長していく可能性があるかなどを見極める必要があります。

そして、そもそも市場が小さいため、ニッチを探すことは大変です。市場調査や検証、分析、行動を繰り返し、常に競合のリサーチすることが必要です。

4.ビジネスにつなげられるか考える

アイデアが見つかったら、次はそれがビジネス(起業)につながるかを考えます。
いくら斬新で、誰もやったことがないアイデアでも、利用者が喜んでくれなければ(需要があるか)意味がありません。アイデアを考えることに集中していると、このような根本的なことを忘れがちなので、利用者の視点も考慮しましょう。

実際に起業することができたら、それを多くの人に知ってもらい、利用につなげなければなりません。
現代は、SNSを通じて誰もが簡単に情報を発信することができます。利用してもらえる仕組みづくりも併せて考えていきましょう。

どのようなアイデアでも、最初からあれもこれもと詰め込まず、小さく始めて、大きく育てる姿勢が大切です。

5.まとめ

アイデア次第で誰でも起業することが可能な世の中になり、日々、新しいサービスが生まれています。
起業には何よりアイデアが大切です。
自分の強みを生かしたアイデアを見つけ、第一歩を踏み出しましょう。

この記事の内容は『OHACO TV』の【起業のススメ】起業アイデアの出し方・見つけ方(21:41)でもご紹介しております!