買い手の潜在的なニーズを掴み、商品開発を続ける方法とは

ドリームの商品企画　裏側をQ&Aで直撃！

社員の半数が商品企画と営業を兼任しているドリーム。
自由で面白い発想はどのように生まれ、商品化しているのでしょうか？実態を調査！

Q1 企画営業に開発企画の年間ノルマはありますか？

期初に目標企画数を立てます。1人あたり平均3～5点ですね。
ボツになる企画もあるので、企画案はそれ以上出して日々いろいろな商品アイデアを練っています。

Q2 1つの企画にどれくらいの時間をかけていますか？

半年程度で世に出るものもあれば、開発に3年かかるものも。
思い描くイメージを実現する素材が見つからないとか、コストが見合わない、納得のいく体感が得られないなど試行錯誤はありますね。

Q3「商品企画」と「営業」の資質や能力は異なるのでは？

ドリームの企画営業は、営業の商談をしながら商品アイデアを膨らませています。卸先のバイヤーと自分の企画した商品についての商談するため、売れ筋や「こういう商品が欲しい」というアドバイスを直接頂いています。

Q4商品ジャンルの担当は決まっていますか？

担当ごとに定めていません。ただ、営業先の担当バイヤーの扱うジャンルに合わせて開発商品が異なるイメージです。ただ何でも思いついた物は好きに開発していいんですよ！

Q5商品の卸先を教えてください。

テレビ通販やカタログ、生協、大型商業店舗、WEBショップなど幅広いですね。もちろん自社のECサイトでも販売しています。

Q6経験を積めばヒット商品ばかりを出せるようになりますか？

ヒット商品は限られます。「これはイケる！」と評判が良い物が全然売れない時もあれば、社内評価は低かったのにヒットする商品もあるんです。ウタエットも予想以上のヒットとなりましたし、世に出してみないと分からないものですね。

コロナ禍で大ヒット！ドリームの売れ筋商品2トップ

インターネットのない時代に創業し、ネット通販やECサイトの拡大で需要が変化する中、買い手の潜在的なニーズを掴み商品開発を続けるドリーム。コロナ禍では、生活様式の変化に伴い消費動向も大きく様変わりしました。コロナ禍で特に話題となり大ヒットを続けているドリームの看板商品を紹介します。

腹式呼吸エクサ　ロングピロピロ

シニアから若い人まで世代を問わず全般に売れているロングセラー商品。シニアは特に呼吸など肺を鍛える需要が高い。2020年10月　累計販売100万本突破（売上高　約7億5,000万円）

斜め45度上に向かって息を吹き、最長1mまで伸びる特殊なピロピロの部分を10秒かけてゆっくり伸ばし、3秒かけて戻すことで、お腹に自然と力が入り腹式呼吸ができる健康グッズ。1日10吹きが目安。お腹周りのインナーマッスルも刺激されるのでダイエット効果も期待できる。

コロナ禍で需要が高まったグッズ

マスク生活が長く、「マスクで声が通りにくい」「相手に声が聞こえにくいと言われる」という悩みが生まれ始めた。肺を鍛える「肺活」にも注目が集まっている。
マスクで発声する機会が減った人や自宅に籠るため誰とも話さない人もいるため、「口輪筋がおとろえる」「頬がたるむ」といったお悩みも。老け顔を防ぐ美容グッズも人気。